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好きなときに好きなだけ書いてます。 なんでも許せる方向け。
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転生パロで、池田記憶あり、富松記憶なし、で、室町時代ではなんやかんやで敵同士になってしまって、最後は富松が池田を殺す形になってしまった。富松的には池田を海に還してしてあげたかったけど土葬するしかなかった。という、あれです。よくつらつら書いてる

現世で同じ学年に転生してしまった富松と池田。生まれ変わっても反りが合わないのは変わらずだけど、池田は記憶がない富松に若干イライラ(寂しいんだね池田くん)で、俺あんたに殺されたんだけどと唐突に暴露。いやいや何言い出すんだよお前とか信じない富松。

その事を軽いノリで浦風(記憶あり)に話したらあっさり、そうだよ、と返され混乱する富松。いや待て池田生きてるだろなんだ俺殺人鬼だったのか!?ってな感じで。

何が言いたいって、記憶が戻った時に、その事を話さないまま池田を海に連れてっていきなり背中押して落とす富松よいよねって事。ずぶ濡れになって、何しやがんだ!って怒る池田を見て、お前殺した後ずっと思ってたんだよ、海に還してやりたかったって、って笑う富松。


数百年後に叶った何か。いい事も悪い事も一切引き摺らない富松と池田いいよね。
で、またいつもの喧嘩の日常に戻る訳ですよ。

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神崎が敵と相打ちになった事など知る由もない浦風は、タソガレドキへと向かっていた。どうしても川西の無事を確かめたかったし、もし自分の様に囚われているのなら助けたかった。夜の獣道を走る歩が早まる。しかし、抜忍抹殺の命を受けたもう1人の追手が浦風に追い付いていまう。

突如感じた気配に苦無を構えたが、相手の方が速かった。地面に仰向けに倒され、首筋に切っ先が触れるがそのまま硬直したように動かない。切っ先を構えていたのは後輩だった時友であった。時友は卒業後、どこの城にも属さずフリーの忍者として生活していたのだった。

浦風を抜忍として始末することが決定した時、浦風のいた城は、仲間内では情が邪魔して失敗することを懸念し、フリーの忍者を雇って実行した。その忍者が時友だった。どんな任務でも任務が与えられれば確実にこなしていた時友だったが、かつて自分を可愛がってくれた先輩を殺めることだけは出来なかった。

嘘の報告をして自分を見逃そうとする時友を見て、浦風は潮時を感じた。抜忍を見逃したこと、嘘をついたことがバレてしまえば時友だってただでは済まない。これ以上、自分の命のために後輩を危険ない立場に追いやることは出来なかった。

信じたくない頭のどこかで、いくら待っても川西が来ないことはわかっていたのだ。もし、川西に会うことがあったら、約束をやぶってすまなかったと言っておいてくれ、と時友に言伝を頼むと、浦風は持っていた自分の苦無を首筋にあてがい一気に引き裂いた。
その苦無は、必ず逃げ切ってください、と川西がくれたものだった。

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川西のはからいでタソガレドキ城から逃げられた浦風は、三反田の診療所目指して走る。追手に追いつかれることこそなかったが、病み上がりのせいで目的地までの体力が限界に。それでも、川西が後から来ると信じてる浦風はなんとか足を踏み出す。

診療所へ向かう林の中で、ふいに人の気配を感じ苦無を構える浦風。茂みの中から現れたのは、なんと神崎だった。
「左門……どうして?」
「お? 藤内か!? 久しぶりだなー!!」
「あ、うん、久しぶり…だけど、どうして左門がここに?」
「ちょっと三之助を捜しててな! 私、三之助と一緒の城に雇われたんだ」

相も変わらず呑気な口調に、安心すると、とっくに限界を超えていた疲労がどっと襲って来て、浦風は膝を着いて倒れ込んでしまう。浦風の異変に駆け寄る神崎。意識はあるらしく、浦風を背負うと指示に従いながら彼の目的地へと向かった。そして2人は三反田と数年ぶりの再会を果たす。

小さな村の端にある三反田の診療所は、敵味方関係なく治療を行っている所。突然の同級生との再会を喜びつつも、てきぱきと浦風を布団に寝かせ、適切な治療を忘れない三反田。お互い、事情を深くは聞かないが、それでも浦風が完全に回復するまでの間思い出話をしたりと、暫し3人での幸せな日々が続いた。

けれど、浦風がの体調が元に戻る程の時間が過ぎても川西は診療所には来なかった。しかしこれ以上は三反田のところにはいられない。使命を放り出して逃げた今、自分は抜忍として始末されるだろう。浦風は自分を助けた三反田に疑いの目がかからないよう手紙も何も残さず立ち去る決心をする。

浦風が立ち去ると決めた日は穏やかに過ぎていく。昼頃に神崎が団子を買いに行くと言ったきり迷子になって帰って来なくて、またかと三反田と笑ったり学園にいた頃の様だった。名残惜しいと思いつつも、夜三反田が早めの床に着くと、浦風は診療所を立ち去った。

同じ頃、団子一つに山やら川やら行ってやっと帰って来た神崎は、診療所の周りの空気がおかしい事に気付く。物陰に、忍が1人潜んでいた。浦風を捜す追手だった。数馬が危ないと、咄嗟に勘付いた神崎は隠し持っていた苦無を構えて敵に向かっていった。

敵と神崎の力量は五分五分だった。しかし、武器を持っていると言えど、ただ町へ出掛けるだけのはずだった神崎に対して、人を殺すための武器を一揃い持っている敵相手である。神崎は次第に追い詰められ、ついに致命的な傷を負ってしまうのだった。

しかし、もうダメだとここで諦める訳にはいかない。何も知らずに眠っているであろう浦風と三反田を守るためにも、ここで自分が負けてはいけないのだ。それに、まだ、次屋を見つけてていない。神崎を倒せたと敵が油断した隙を狙って、神崎は最期の力で苦無を握り締めると敵にとどめを刺したのだった。







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高坂川西浦風編。

 前にもちらりと書いたけど、卒業後川西は高坂の推薦でタソガレドキ城に雇われた。
 普段は医療に携わり、有事の際は普通の忍もこなす。

 能勢の忠告を聞いて暫く、遂にタソガレドキにも戦の火の粉が。ある夜、タソガレドキ城に密書を持った忍が侵入する。
 
 敵の忍はあっさり捕らえられ、密書も没収されるが、そこには高坂が裏切りを企てているといった文が。疑いの目が一気に向けられる高坂さん。しかし雑渡さんが絶大な信頼を置いていたため罰などはなし。敵の忍は地下牢へ。そこで川西は医療の知識も忍の技術も高いからと、敵の忍の処分を命じられる。

 苦無を片手に忍が捕らえられている地下牢へ行くと、先の戦闘と地下牢の寒さで衰弱している浦風がいた。このまま放っておけば、川西が手を下さずともそのうち浦風は死ぬだろう。川西は高坂に嘘の報告をすると、誰にも気付かれないところに浦風を匿って手当てをしてしまった。

 川西の手当で浦風は次第に回復していった。しかし浦風の密書のせいで、一旦は静まったかに見えたタソガレドキ城内は高坂の裏切りを訝しむ者が徐々に増えていった。雑渡は高坂の裏切りを否定するが、一度点いた火を消すのは安易ではない。落乱読者ならお気付きと思いますが浦風が行ったのは蛍火の術です。

 浦風を殺さなかっただけでなく、匿い手当までしてしまった川西は能勢の忠告の本当の意味に気付いた。
 大規模な戦が始まり、池田は死んだ。危ない橋を渡ってまで伝える事ではない。学園一冷静に物事を客観視出来た男が焦っている。池田には敵を殺せない理由があった。だから死んだ。
 今の自分のように。

 学園を卒業して数年、重要な任務を与えられることも増えた。敵の城に忍び込んだこともある。命の危機を味わったことも一度や二度ではない。
 しかし、それは川西だけでない。命懸けの任務で、自分たちの命を狙う敵がかつての仲間や先輩である可能性。学園という箱庭から巣立つとはそういう意味だった。

 意識を取り戻した浦風は当然驚く。タソガレドキに川西がいた事もそうだが、仲間を裏切ってまで自分を助けた事に。何故こんな事を、と聞いても、川西は「なんででしょうね」と笑うだけだった。川西は高坂に絶大な信頼を置いているので、浦風の密書が蛍火の術であることは見抜いていた。

 生きて還ってくるまでが蛍火の術といえど、川西に命を救われて味方の城に戻る事は出来ない。浦風は川西に味方の城には戻らない事、タソガレドキの情報を伝える事もしない事を約束した。川西は浦風に、保健委員しか知らない三反田の診療所の場所を教えた。

 川西の立てた作戦はこう、体力が戻り次第、川西が城で時間を稼ぎ浦風を逃がす。そして次に川西が、浦風とは別の経路から逃げる。
 そして、三反田の診療所で落ち合う。浦風は最初川西がタソガレドキの抜忍になることを反対したが、二人が生き残るためにはこの手段しかなかった。そして決行の日がくる。

 川西は浦風に僅かな武器と食糧を渡し、逃がした。浦風が充分に逃げ切った頃合いを見計らって、川西はわざと、高坂だけに自分の裏切りを気付かせた。
 問い詰める高坂を前に、川西は浦風を逃がした、彼を城に引き入れたのも高坂を裏切りを匂わせる密書も自分の策だと暴露した。

 自分は学園を卒業する前から浦風と手を組み、タソガレドキを内部から崩そうとしたと吐き出した後、隠し持っていた武器で高坂に襲いかかる。
 しかし、力量が高坂に及ぶはずもなく、川西は呆気なく死ぬ。川西が裏切りを暴露したこと、その川西を高坂が殺めたことにより、高坂への疑いは晴れたのであった。
 
 嘘はいつかバレる。しかしこのままタソガレドキを、自分を気にかけていてくれた高坂を裏切る事は出来ない。しかし自分はもう浦風を助けた事で高坂に背いてしまった。ならば、今更嘘に嘘を重ねても変わるまい。

 騒動の黒幕を自分だと偽ってあえて高坂に自分を殺させ、城内で膨らんでいた高坂への疑念を一気に晴らす。

 高坂は結果として川西を殺してしまった事をずっと引きずる。それはもう転生した後も。ここらへんまた転生後の話で書きたい。

 因みに私的には雑渡さんがタソガレドキに善法寺をスカウトしなかった理由が、これ。タソガレドキで雇うには、忍術学園の生徒はあまりにも優しすぎた。だから卒業後、雑渡さんは極力善法寺に関わろうともしなかった。
 その点でやっぱ高坂さんはまだまだ若いなーと

 
 あと、川西と池田の死に方をどーにかこーにかリンクさせたかった。

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能勢川西編。

 卒業後、何かと保健室で接点のあった川西は、医療の知識と実技の力量を見込まれて、高坂の推薦でタソガレドキに就職。そこそこ忍者しながら基本医療に携わってた。

 ある日、突然日時と場所に関する矢羽が。誰?と思いつつ気になって矢羽の指示に従うと、能勢がいた。

 能勢曰く自分の今の立場は明かせないけど、最近どの城も戦の準備を始めてるから気をつけろ、と。

 能勢は就職先の城で諜報に特化した役割を任されていた。二、三年たちがそれぞれどの進路を辿ったかも全て把握してる唯一の忍たまが能勢。だから川西がどこにいるかもわかった。

 池田が死んだ事も知ってた。

 能勢は本当は迷ってた。いつか川西と敵対する時が来るかもしれない。そうしたら今自分がしていることは忠誠を誓った城主への裏切りだから。

 けれど川西には伝えた。時友にも伝える。自分の立場を危うくしてでも、2人には死んで欲しくない。忍としての忠誠がぐらつくくらい、同級の死は大きかった。

 池田が奇襲をかけた時、不穏な動きを察知してた能勢は奇襲の一部始終を調査してた。そして、ちょうど池田が死ぬ瞬間を遠くで見てしまった。そのとき、自分の役目に縛られて、駆けつけず、手も伸ばさず、淡々と情報だけ集め、結果として池田を見殺しにした自分を悔いていた。
 
 池田を殺めたのが富松である事と、それを自分が目撃したことについては触れず、回ってきた情報として伝えると、川西の返答は「そうか、三郎次が、」って感じで淡々としたものだった。特に思い出話をする事もなく、呆気なく2人の再会は終わる。

 その後、川西は誰もいないところで死ぬほど泣いた。

 誰もいないとこじゃないと泣けない川西。
 ここでの池田と川西はかけ算ではないけど、川西が唯一泣き顔見せれたのが池田だった。卒業してから会ったことはなかったけど、生きてればいつかどこかで会えると思っていた。

 ここで川西は、唯一息のつける場所を失ったのです。



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 池田と富松がやりあって池田が死んだ続き。

 死んだ池田をひっそりと埋めた富松が戻ろうとすると、城の方角から喧騒が。池田のいた城の狙いは、奇襲をかけて戦力を削ぎつつ、混乱の隙に兵を送って城を落とすこと。
 慌てて城に戻った富松だが、城が落ちるのが時間の問題という事は明白だった。そこで富松の城は味方の城に援軍を呼んだ。それが次屋と神崎のいる城。

 三ろはこっそり雇われ先を教えあっていたので、報せを受けた次屋神崎は忍の頭の制止を振り切って飛び出した。富松の城に辿り着くまで2人は走り続けた。
 卒業してから次屋も神崎も、方向音痴は治らないまま、無自覚と決断力でそれまで突っ走っていた。

 そんな2人に不安が過る。学園にいた頃、2人は一度として自ら富松の所に辿り着いたことはなかった。いつだって、自分たちの所に来てくれたのは富松だった。今、方向を間違える訳にはいかない。
 
 初めて、次屋は自分の方向音痴を自覚し、神崎は決断を躊躇った。けれど止まることは出来ない。止まっている間にも、富松のいる城には敵兵が押し寄せている。日が傾く頃に援軍の要請を受け、日暮れにようやく2人は辿り着いた。そこにあったのは、城内に攻め込み始めた敵兵と、陥落寸前の城だった。

 味方の城主も忘れて、必死に2人は富松を探す。敵兵を押し退け、城中を駆けた末やっと見つけた富松は、城の裏手で城主を逃がすための護衛をしていた。駆け寄る2人。富松も2人に気付き、一瞬だけ安堵を浮かべるも、すぐさま背を向けた。

 訝しむ暇もなく響いた発砲音。富松は城主庇って倒れた。

 手当をしようと駆け寄る次屋と神崎に、富松は、俺はいいから城主を守れと一喝する。そこで、2人は自分ら忍に与えられた命を思い出した。頷く2人に最期、今日は俺のとこ帰って来れたな、と笑って目を閉じた。

 目の前の出来事を悲しむ間もなく、神崎は城主の護衛に走り、次屋は援軍が来るまで敵兵を食い止めた。援軍が到着し、激しい攻防の末城は陥落したものの、城主の安全は確保出来た。
 城主の護衛にあたっていた神崎は後にかなりの褒美を得た。

 けれど、自分の城に戻った時次屋の姿はなかった。

  

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室町富松池田編。

 前サイトにこれの小説を書いたからそれ参照って思ったけどサイト閉じてた(笑

 池田が就職した先の城主が死んで、新しい城主になったところから色々狂いだす。新城主は領土拡大に意欲的だけど、一気に戦仕掛けられるほど兵力はない。

 そこで、池田に下った任務は、敵の城に侵入、大暴れした後、城の外へ。なるべく多くの忍や兵を誘き出すこと。陽動作戦ってやつなんかな。戦力が欠けた所に池田の城が攻め込む作戦。
 
 攻め込まれるのが富松の就職した城。富松の所は普段から戦を好まないため、戦とは無縁で大変平和だった。
 その反面、血の気の多い若い衆はやや物足りなかったらしく、敵の侵入に一気に色めきたつ。

 池田は予め城の色んな所に火薬を仕掛け、攻め込んだのは大人数だと錯覚させた。城を脱出した後、自分に追いついた手練れ達を戦いながらなるべく城から遠のかせる。当然、圧倒的な数に敵うわけがない。

 最後に池田に追いついたのが富松。暫く戦うけど、途中で池田が、相手が富松だってことに気付く。
 命が下った時から捨て駒の覚悟はあった。なら、ここでかつての先輩を殺めることになんの意味がある?
 そう思って打ち合いの手を緩める。いきなり殺気がなくなり、あっさり倒れた敵に疑問を持つ富松。

 不審に思って倒れた敵の顔を覗き込むと、敵は学園時代何かと突っかかってきた後輩だった。
 
 自分の城を裏切りたいとは思わなかった。このまま放って置けば確実に死ぬ。けど、それだけは出来なかった。なけなしの医学の知識を掻き集めたが、多勢に無勢を相手した身体は朝を待たずに息絶えてしまった。


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 二、三年が卒業して三、四年が過ぎたくらいに、戦乱全盛期にぶち当たる。それぞれの就職先の城で同級生と後輩が戦忍やら諜報に駆り出される中、数馬だけは戦に関わらず小さな村で、診療所みたいなところを開き医療に勤めた。

 お互いの進路を知らないまま卒業することが殆どの中、このことを知っているのは保健委員だけ。


 これが発端です。

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ついったーで時々10~15ツイートくらい使って一気に吐き出してる(フォロワーさんに迷惑)長編な妄想です。

最初は前にも書いた、2,3年がみんなタメに転生した話を書きたくて、そしたらなんか、室町時代での2,3年の関係とかも妄想したい!とか思い始めましてですね……

なので室町時代で卒業した後らへんからこの長ったらしい妄想は始まるのです。

お察しの通り転生するためには死ななきゃいけないので、室町編では2年3年のよい子たちがばっさばっさと死んでいます。

死ネタが苦手な方は閲覧を控えてください。


  

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