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いっこ下の浦川の話と対になる感じで考えました。

容姿も名前も記憶も前世のままの能勢くんが高校に入学した日、つまり入学式当日、いきなり声をかけられた「もしかして、能勢久作?」振り向いた先にいたのはかつての記憶と全く変わらない池田三郎次。自分と同じ名前も顔も変わらず、記憶も持っている。

その出会いをきっかけに現世で池田とつるむようになった能勢。学園にいた頃はあんなことがあったな、とか、先輩たちは今どうしてるかな、とかそんな昔話で盛り上がっていた出会いってすぐ。しかし、能勢は違和感を感じ始める。

現世に転生した池田は、記憶はそのままなのにどこか遠くのパラレルワールドみたいに過去を話すのだった。そして、現世の池田はかつての能勢が知っている池田ではなかった。女子生徒に優しく、下級生の面倒見もよく、たった一歳年上でも敬意を払う。

運動は得意ではなく、水泳なんてもっての他。座学の成績はいいが、理数系より国語や英語が得意だった。室町時代、能勢があらゆる本を勧めても「読むのめんどい」で一蹴していたのに、今は素直に読み、能勢に共感する。目の前にいるのは紛れもない池田三郎次なのに、池田三郎次じゃない。

多分池田はなんかの拍子に、能勢という存在の影響で前世の自分は自分なんだ、みたいに自覚して、元の池田に戻ってくれたらいいなって願望はあるけど、能勢くんがひたすらもやもやを抱えながら過去の池田と生きてもいいなと思うのですよ。




さっきの浦川は、容姿も名前も全く異なるけれど、心は前世のまま。能勢池は、容姿も名前もそのまま、けれど心は全く異なる。

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