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転生パロでよくあるのは見た目とか名前はそのままとかじゃないですか。でもそれって見た目でわかるから、あ、お前はっ!!みたいな展開になって懐かしの友人に会える訳なんだけど、もし見た目も中身も前世とは全く異なって、でも記憶だけあったらどうするの?な浦川。


前世とは全く異なる容姿と名前で現代に生まれた浦風。記憶はあるものの、自分がこんな状態なのでかつての友人など見つかる訳もなく日々を過ごしていた。そんな彼が高校二年になった時、学校でささやかな事件が起こる。

昇降口にある掲示板に、小さなメモが貼られるようになった。それは毎日毎日、朝になると別の物に変えられている。メモの内容は「霞扇」「雨鳥」などと理解不能の単語であった。浦風(現代の名前は全く違う)1人を除いて。浦風はすぐにそれが忍者の術だと見抜く。

しかし今は情報社会。他の生徒の中にもメモの内容を検索し、奴らが増えて来て、次第に、なんだ犯人はただの忍者マニアか、みたいな空気が漂ってくる。浦風も、ただのいたずらかと思う。すると、犯人はそれを感知したのかメモがそれまでとは変わってきた。「予算会議」「突然の思いつき」

今迄前世の記憶を持つ人物に会えなかったせいでただの悪戯程度に思っていた浦風がメモの単語に反応しだす。間違いない、忍術学園の生徒だと。しかし、相手も学園の生徒なら一体誰だ。浦風が悩む間にも毎日新しいメモが貼られては古いものが消えていく。

掲示板に「体育委員会」と貼られた日にはそのメモの下に「いけどん」というメモを貼った。「タソガレドキ」というメモが貼られた日には「変な顔」と書いたメモを貼った」しかし、忍術学園の生徒であろうという確信以外。誰がメモを貼っているのか全く特定できない。

しかし、メモのやりとりに転機が訪れる。とある日のメモにこう書いてあったのだ「あほのは組」それを見た瞬間確信した。やたら一つ下の生徒をからかっていた、い組の生徒だと。自分の一つ下の学だと。

朝、学校の生徒たちがメモを見て「あほの、「わ」組」と読む中、浦風は一人だけ「あほの「は」組」と読む生徒の声を聞いた。必死にその声をの主を探す。そして、教室に向かおうとする人物の手首をつかんで こう言ったのだった。

「は組、浦風藤内。君は、一つ下のい組だよね」手首を掴んだ人物は全く見たことのない顔だったが、開いた唇はこう言った「い組、川西左近です、浦風先輩」

川西も当然今と昔の容姿も名前とかも異なる。しかし、川西は誰か前世の記憶を持つ者がいないかと捜していたのだった。最初は忍術の単語にしていたが、周りがググったりして、これ忍術らしいぜ?みたい裏話が広がったために、学年の人間しか知らない単語を掲示板に貼るようになった。ということ。


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