好きなときに好きなだけ書いてます。
なんでも許せる方向け。
|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ついったーでフォロワーさんに捧げたものです。
「予習もいいですけど、大概にしてくださいよ」
傷口に薬を塗り終えると、川西左近は決まってこう言う。仄かに薬草の香りがする保健室で、日に焼けたはずの彼の肌は、木の葉が全て落ちた今何もなかったような顔して白い。
その指が藤内の腕に包帯を巻き終えるまで、さほど時間はかからなかった。さすがい組と思う反面、もっと時間をかけてくれてもいいのに、とも思う。
「いつもありがとう」
「お礼より、ここにくる回数を減らす努力をしてください」
皺の寄った眉間と不機嫌そうに尖らせた唇が、本心じゃないことくらいわかってるさ。さっきといい今といい、本当に素直じゃない。
たまには先輩として灸でも据えてやろうかと悪戯心が起き上がってしまうではないか。藤内は怪我をしてない方の腕を伸ばした。
肩を引き寄せ、近くなった彼の額に唇を寄せた。
後はもう、逃げるだけ。
「じゃあね、左近。また来るから」
「に…っ、二度と来んな!!」
空しか捉えられなかった反撃の手と共に叫ぶ彼の声が、閉めてしまった障子の向こうから聞こえるが、知った事ではない。
ちょっとからかいすぎたかなと思いつつも、廊下を走る藤内の足は軽かった。
耳まで赤くなった彼など、そう拝めるものじゃない。
かわいいよね、浦風と川西。
教師たちは否定するけど学園のクラス分けは成績順みたいな噂あるわけですよ。
ある日合同演習で3はと2いで行われる訳です。一対一で。噂が本当なら年上の劣等生と年下の優等生、勝つのはどっちだって盛り上がる生徒たち。そして浦風の相手は川西。
結果的に浦風は川西に勝つけど、それは最後の一手で川西が手を抜いたから。浦風はばかにされたと思って怒って問い詰めるけど川西は目を合わせないし何も言わない。そして何も解決せず。
なんで川西は手を抜いたのかって、演習の前日、予習しすぎて擦り傷とか作ったり肉刺が潰れたりしたところに薬塗って包帯巻いたのが川西だから。2年が3年に勝って、は組がい組に勝って喜んでるのを見て、自分が負ければ浦風が喜ぶと思ったから、わざと手を抜いて勝たせたと。
でも喜ぶどころか浦風は真逆の反応で、誤ったり弁解すればいいけど川西さん基本装備があれなので何も言えず誤解されたまま終わってしまうと。
ゆうて2人ともまだ11歳と12歳だからね。
そっから2人ともなんとなくお互い話しづらい日々を送ってくれたら私は満足。頑張って仲直りするんだよ!
ちなみに演習で数馬の相手は能勢だったけど直前に落とし穴に落ちて足挫いて不戦敗だよ。歪みない三反田先輩まじぱねぇ。
ある日合同演習で3はと2いで行われる訳です。一対一で。噂が本当なら年上の劣等生と年下の優等生、勝つのはどっちだって盛り上がる生徒たち。そして浦風の相手は川西。
結果的に浦風は川西に勝つけど、それは最後の一手で川西が手を抜いたから。浦風はばかにされたと思って怒って問い詰めるけど川西は目を合わせないし何も言わない。そして何も解決せず。
なんで川西は手を抜いたのかって、演習の前日、予習しすぎて擦り傷とか作ったり肉刺が潰れたりしたところに薬塗って包帯巻いたのが川西だから。2年が3年に勝って、は組がい組に勝って喜んでるのを見て、自分が負ければ浦風が喜ぶと思ったから、わざと手を抜いて勝たせたと。
でも喜ぶどころか浦風は真逆の反応で、誤ったり弁解すればいいけど川西さん基本装備があれなので何も言えず誤解されたまま終わってしまうと。
ゆうて2人ともまだ11歳と12歳だからね。
そっから2人ともなんとなくお互い話しづらい日々を送ってくれたら私は満足。頑張って仲直りするんだよ!
ちなみに演習で数馬の相手は能勢だったけど直前に落とし穴に落ちて足挫いて不戦敗だよ。歪みない三反田先輩まじぱねぇ。
池田と川西のバヤイ
2人してノリノリでボード広げで駒並べてどっちが黒か決めてよしやるぞ!ってなって
川「で、どうやんの?」
池「は?お前知らねーの?」
川「じゃお前知ってんのかよ」
池「…」
川「…」
池「久作だな」
川「だな……聞いてくるか」
てなる。なんで始めたし。
そんで久作にチェス教えてもらいに行ったのに将棋覚えて帰ってくる不思議。
あほなテンションの池川すき
浦風と川西のバヤイ
浦風「ねぇ左近、チェスやらない?」
川「いいですけど、俺ルールわかりませんよ?」
浦「大丈夫、ちゃんと予習してきたから、教えるよ」
簡単な説明の後スタート。
そして浦風敗北。
は組とい組の差、ここに現る。
チェス初めての川西に負けて落ち込む浦風となんとなくバツが悪い川西。
2人してノリノリでボード広げで駒並べてどっちが黒か決めてよしやるぞ!ってなって
川「で、どうやんの?」
池「は?お前知らねーの?」
川「じゃお前知ってんのかよ」
池「…」
川「…」
池「久作だな」
川「だな……聞いてくるか」
てなる。なんで始めたし。
そんで久作にチェス教えてもらいに行ったのに将棋覚えて帰ってくる不思議。
あほなテンションの池川すき
浦風と川西のバヤイ
浦風「ねぇ左近、チェスやらない?」
川「いいですけど、俺ルールわかりませんよ?」
浦「大丈夫、ちゃんと予習してきたから、教えるよ」
簡単な説明の後スタート。
そして浦風敗北。
は組とい組の差、ここに現る。
チェス初めての川西に負けて落ち込む浦風となんとなくバツが悪い川西。
※雰囲気だけ
ずっと聞きたかった事がある。
平穏に包まれた箱庭の中で、たまの実習や保健室でしか言葉を交わさなかった彼に。傷をつくっては包帯を巻いてくれた細い指は、今まで何に触れてきたのか。小言を言いながら拗ねたような色を見せる瞳が今まで何を映してしたのか。
できるならその髪に、頬に唇に触れてみたかった。触れて、その温もりを感じられたならそれだけでよかった。けれど、叶わぬまま叶えぬまま、歩み出した別々の道が再び交わることはなかった。 もう一度生まれた世界で、導かれるように出会った変わらぬ姿に、浦風の胸は息もできないくらい高鳴った。
駆け出した足を止めることはできず、距離だけが縮まっていく。こちらを認めた瞳が刹那驚きに見開かれ、すぐさま微笑んでこう言った。
はじめまして、
短い間でしたがとても楽しい日々を過ごさせてくださったフォロワーさんに捧げたものです。
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(06/06)
(06/05)
(06/05)
(06/05)
(06/05)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
shino
性別:
非公開
ブログ内検索
P R