好きなときに好きなだけ書いてます。
なんでも許せる方向け。
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浦風と川西で現ぱろで唐突に思いついた話をつらつら書いてみる。
浦風中3。
事の始まりは浦風が携帯で適当な番号に電話かけるとこから。中学の浦風は根は真面目なものの勉強は要領悪くて全く伸びず、夏の終わりあたりからストレスとかプレッシャーとかで精神的に病みはじめる。
同じ中学に他の三年はいない設定なので相談というか話せる相手もおらず、何となく始めた遊び。勿論ほぼ話す間も無く切られる。浦風とて本気でデタラメな番号に話し相手を期待していた訳ではなかった。
ただ何となく、自分に話しかける他人の声が聞きたかった。
そんな事を意味もなく続けてたある日、いつもみたいに電話。もしもし?って聞かれて、今話し相手探してるんです、とか意味不明なこと言うと大体切られる、はず、だったのに向こうから返ってきたのは
「なにそれ、あんたどんだけ暇なの?」
の言葉と笑い声。そこから電話相手との通話が始まる。
名前を聞いて「んな不審者に名前バラせるかよ」で一蹴されるも、何も知らないからこそなんでも話せた浦風。電話の相手は、声からして同い年で、電話かけるとだいたいゲームしてる。
思い切って勉強が出来なくて悩んでると話したら
「どの科目?一緒に考えてやるよ」
以来、浦風は図書室に居残るのを止め、家でずっと喋りながら、というか教えてもらいながら勉強する毎日になった。一緒に問題を解いてくれてるみたいで、真剣に解いて、喋りながら答え合わせするメリハリがよかったらしく、次第に浦風の成績も上がってく。
未だ名前を知らない相手は、どうやら相当勉強ができるらしい。
浦風がわからないところがあるとすんなり解答してくれる。ただ疑問も積み上がっていった。電話はほぼ浦風からかけているが、コールすればすぐ出る。同い年くらいなら、学校とか部活で出れない、という時があってもいいのではないか。
そんな生活を続けて半年、悩みだった受験が終わった時思い切って、年齢とか、学校とか、色々聞いてみた。最初は渋る素振りをみせた相手も、ぽつぽつ自分のことを話してくれた。
名前は川西左近、中学2年。普段は自分の部屋でゲームしたり、一人で勉強したりしてる。引きこもり歴1年。
彼は元々不運な目に遭いやすく、出かけると急に雨が降ったり、電車が遅延したり、本人も半ばネタみたいに思ってた。
でもある日、登校途中の踏切で電車を待ってたら、目の前にいた見知らぬ男性が踏切に侵入した。「おいオッサン、何やってんだよ!」と慌てて叫ぶと、男性は振り向いて微笑んだ。
連れ戻そうと川西が踏み出したと同時に、男性は消えて、そこには電車が走っていた。
その日から、ただの不運が川西の中で不幸に代わり、また誰かを巻き込んだらと思うと家から一歩も出られなくなった。浦風も相当病んでたけど、正直それより重症。
まあそこから浦風は春休みまるまる使って川西が外に出られるよう頑張って、新学期には浦風は高校、川西は休んでた中学に通いだして、お互い友達(富松とか池田たち)とかが出来たりして、自然と2人が電話することは少なくなり、ついに電話をかけることはなくなった、というお話。
2人ともぼ孤独から依存みたいに電話して、でもお互いで問題を解決して最後は自立。みたいな話が書きたかったのよ。
コマンドにゲームオーバー一択しかないのが浦風。画面にいっぱいコンティニューが現れるのが川西。現パロの2人ってそんなイメージ。
浦風中3。
事の始まりは浦風が携帯で適当な番号に電話かけるとこから。中学の浦風は根は真面目なものの勉強は要領悪くて全く伸びず、夏の終わりあたりからストレスとかプレッシャーとかで精神的に病みはじめる。
同じ中学に他の三年はいない設定なので相談というか話せる相手もおらず、何となく始めた遊び。勿論ほぼ話す間も無く切られる。浦風とて本気でデタラメな番号に話し相手を期待していた訳ではなかった。
ただ何となく、自分に話しかける他人の声が聞きたかった。
そんな事を意味もなく続けてたある日、いつもみたいに電話。もしもし?って聞かれて、今話し相手探してるんです、とか意味不明なこと言うと大体切られる、はず、だったのに向こうから返ってきたのは
「なにそれ、あんたどんだけ暇なの?」
の言葉と笑い声。そこから電話相手との通話が始まる。
名前を聞いて「んな不審者に名前バラせるかよ」で一蹴されるも、何も知らないからこそなんでも話せた浦風。電話の相手は、声からして同い年で、電話かけるとだいたいゲームしてる。
思い切って勉強が出来なくて悩んでると話したら
「どの科目?一緒に考えてやるよ」
以来、浦風は図書室に居残るのを止め、家でずっと喋りながら、というか教えてもらいながら勉強する毎日になった。一緒に問題を解いてくれてるみたいで、真剣に解いて、喋りながら答え合わせするメリハリがよかったらしく、次第に浦風の成績も上がってく。
未だ名前を知らない相手は、どうやら相当勉強ができるらしい。
浦風がわからないところがあるとすんなり解答してくれる。ただ疑問も積み上がっていった。電話はほぼ浦風からかけているが、コールすればすぐ出る。同い年くらいなら、学校とか部活で出れない、という時があってもいいのではないか。
そんな生活を続けて半年、悩みだった受験が終わった時思い切って、年齢とか、学校とか、色々聞いてみた。最初は渋る素振りをみせた相手も、ぽつぽつ自分のことを話してくれた。
名前は川西左近、中学2年。普段は自分の部屋でゲームしたり、一人で勉強したりしてる。引きこもり歴1年。
彼は元々不運な目に遭いやすく、出かけると急に雨が降ったり、電車が遅延したり、本人も半ばネタみたいに思ってた。
でもある日、登校途中の踏切で電車を待ってたら、目の前にいた見知らぬ男性が踏切に侵入した。「おいオッサン、何やってんだよ!」と慌てて叫ぶと、男性は振り向いて微笑んだ。
連れ戻そうと川西が踏み出したと同時に、男性は消えて、そこには電車が走っていた。
その日から、ただの不運が川西の中で不幸に代わり、また誰かを巻き込んだらと思うと家から一歩も出られなくなった。浦風も相当病んでたけど、正直それより重症。
まあそこから浦風は春休みまるまる使って川西が外に出られるよう頑張って、新学期には浦風は高校、川西は休んでた中学に通いだして、お互い友達(富松とか池田たち)とかが出来たりして、自然と2人が電話することは少なくなり、ついに電話をかけることはなくなった、というお話。
2人ともぼ孤独から依存みたいに電話して、でもお互いで問題を解決して最後は自立。みたいな話が書きたかったのよ。
コマンドにゲームオーバー一択しかないのが浦風。画面にいっぱいコンティニューが現れるのが川西。現パロの2人ってそんなイメージ。
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